日常生活の中で腰の重だるさや痛みを感じることは多くあると思います。
疲れが溜まりすぎるとそれが慢性化し、生活に支障をきたすことはよくあることです。
そんな慢性的な腰の違和感や痛みは、腰だけでなく頭部から膝の裏までを治療すると楽になります。
身体の背面には膀胱経という経絡が走っていて、この経絡上の反応点を治療することで腰背部の症状を癒すことができます
いくつかツボをお伝えしますのでセルフケアにお使いください。
痞根
腰椎の1番目と2番目の間で腰骨から外側に圧していき、一番痛みがあるところになります。腰に手を当てて親指がくる場所が近いと思います。こちらを痛気持ち良い程度の力で圧してみてください。
『痞』という字には『胸・腹にかたまりのようなものがつかえる』『つまる』という意味があります。
この場所がつまりの原因になっていることがあるので、治療することで気血の流れがよくなり腰が楽になると考えられています。
大腸兪
骨盤と背骨の繋ぎ目より親指1本分くらい上で、背骨のすぐ横になります。
この辺りをグリグリ指で押すと、痛気持ちよくて腰のダルさがすぐに楽になることがあります。
天柱
後頭部と首の境目あたりでボコっと凹んだ場所になります。
肩こりや頭痛の時にもよく使われるツボで、腰に対しては脊柱起立筋の疲れを癒す効果があります。
委中
膝の裏にあるツボで腰痛の特攻穴になります。押しすぎると膝裏に痛みが残るので、気持ち良いくらいの刺激で留めておきましょう。
これらのツボを腰に違和感や痛み、疲れのある時に圧して刺激してみてください。
腰が楽になりもうひと頑張りできるようになります。