【むくみの鍼灸治療】
血液中では血漿(血液の液体部分)の約9割が水と言われており、栄養を全身に巡らせ体温調節を行うなど、生命活動には必要不可欠なものです。
しかし、この水の巡りが滞ってしまうと不調の原因となってしまうことがあります。こうした状態のことを漢方では「水滞」と言います。
「水滞」とは水分代謝が悪く、水の排出が停滞している状態のことです。
「水滞」の方の特徴は、血虚(血が足りない)で身体に栄養が行き届かず、本来血で満たせるところに水が入って溜め込み、冷えるタイプの人です。
鍼灸治療では、その人の体質や原因に合わせて全身の施術を行っていきます。
血液やリンパの巡りをよくして、むくみを解消します。
足三里(あしさんり)、陰陵泉(いんりょうせん)、豊隆(ほうりゅう)、脾兪(ひゆ)、腎兪(じんゆ)などのツボを使い、治療をおこないます。