今回は頭痛治療についてお話し。
頭痛治療ではまず、首の後ろや背中・肩や肩甲骨周辺のいわゆる肩こりと呼ばれる症状に対して鍼をします。
たまに肩こりを感じにくい方もおられますので、触診をしながら患者様と共に硬結や圧痛を確認しながら鍼を刺していきます。
これは血流の循環を良くすることで頭痛を軽減していきます。これだけでも随分と頭痛が楽になられる方がおられます。
次に手足のツボを使用して治療していきます。いわゆる遠隔治療です。
頭部には陽経と呼ばれる経絡が集まってきます。
この陽経には6種類ありまして、そのうちのどの経絡に問題があるかで頭痛の場所が決まります。
側頭部に痛みがある場合は少陽胆経や少陽三焦経に問題があり、後頭部に痛みがある場合は太陽膀胱経や太陽小腸経に問題があると考えます。
前頭部に痛みがあるときは陽明胃経や陽明大腸経に障害がある、となります。
そして問題のある経絡上にある手足のツボを触診し、反応のあるツボや要穴と呼ばれる大事なツボに鍼を刺し治療します。
最後に頭痛の症状を確認し、痛みの残っている場所かその近くにあるツボに鍼をして状態を確認し治療は終了。
このように頭の先から手足の先まで使用して頭痛の全身治療を行なっていきます。
つらい頭痛にお悩みの方は一度当院に相談に来てみてはいかがでしょうか。 お待ちしております。